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1.概要
エターナボンドはポリオレフィン系防水テープです。ポリオレフィンとはナフサから生成されるエチレン、プロピレンをなくすことにより、さらに化学的安定性及び強度を高めたものがエターナボンドに利用されているマイクロシーラントと言う樹脂です。ブチルや瀝青などのテープと異なり酸素、オゾン、熱などの影響を受けず、弾性及び接着力が長期間低下しません。シリコンを除くほとんどの建材に強力に接着します。
マイクロシーラントテクノロジーとは、従来の接着剤に見られる炭素の2重結合がなく、単結合のみで構成されるマイクロシーラントは化学的に安定し、酸素、オゾン及び熱の影響を受けません。マイクロシーラントの主成分はポリオレフィン系合成ゴム及び数種類の熱可塑性樹脂で、プライマーなしでコンクリート、金属、石材、木、FRP 、ガラスなどほとんどの基材(新設の塩ビシート及び シリコンを除く)に接着します。
マイクロシーラントは基材に分子レベルで接着し一体化します。
施工後は−56℃ 〜148℃まで対応し、耐薬品性にも優れています。 |
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2.用途
建物、車、テント、配管、塩ビシートなどの改修及び防水
3.製品
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接着面
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幅
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長さ
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色
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仕様
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ルーフシール |
片面 |
5cm
10cm |
15m |
グレー |
施工可能温度:-29℃〜66℃
水蒸気透過性:7.8g/(m2・24h)(37.8℃)
破断伸張度:700±100%
引張強度:3.2kg/mm2 |
ダブルスティック |
両面 |
2.5cm |
15m |
グレー |
施工可能温度:-31℃〜66℃
水蒸気透過性:7.8g/(m2・24h)(37.8℃)
破断伸張度:500%以上 |
塗装用 |
片面 |
15cm |
15m |
現場着色 |
施工可能温度:-29℃〜66℃
水蒸気透過性:7.8g/(m2・24h)(37.8℃)
破断伸張度:500%以上 |
受注生産により122cm幅まで対応可能。
保存期間5年間。 |
(荷姿)
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4.促進試験
(耐候性促進試験)4000時間のUV照射は4年以上の暴露に相当します。
この試験より屋外に於ける耐用年数は気候、歩行頻度等により18−35年と予想されます。
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0時間 |
1000時間 |
2000時間 |
3000時間 |
4000時間 |
曲げ引張試験(psi) |
1285 |
1405 |
1275 |
1935 |
1892 |
引張試験(psi) |
4013 |
3975 |
3912 |
4347 |
4487 |
破断伸張度(%) |
793 |
764 |
709 |
736 |
703 |
5.施工手順
(1)施工面をシンナー、アセトン、等で清掃し完全に乾燥させます。
(2)剥離紙を剥がしエターナボンドを接着し、ローラーで加圧します。 →→→→
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6.端末の処理
施工時ローラーで加圧すると、エターナボンドの樹脂マイクロシーラントが若干はみ出る場合があります。この場合は、テープの両端にポリウレタンなどのシーリング材を塗布すると、端部に汚れが付着するのを防ぐことができ、より効果的です。 |
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7.特殊な施工
(1)塩ビシートの改修
塩ビシートの改修の際は、表面の可塑剤の影響を考慮する必要があります。
塩ビシート中の可塑剤は数年かけて析出するので、可塑剤が完全に抜けシートが硬化していることを確認してください。可塑剤がシートに残存している場合はエターナボンドに影響があります。施工方法は、塩ビシート表面の可塑剤を硬質のスポンジ(スコッチ)で削り除去します。漏水箇所にエターナボンドを貼り、ローラーで押えます。 |
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(2)動きが大きい箇所の改修
大型の折板屋根など大きな動きがある箇所は、エターナボンドダブルスティックとルーフシールを併用します。ダブルスティックは表面のカバーがないため、より動きに追随します。 |
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8.保証書
お問い合わせください。
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